毎年JR東海のCMを見ると見に行きたくなる、京都の紅葉。JR東海のサイトには70以上もの紅葉スポットが紹介されています。
この記事では、各名所の紅葉の本数に着目し、ベスト5を巡る旅を紹介します。
秋は紅葉の永観堂 永観堂or
正真正銘の極楽の地 真如堂 25〜35分
春より秋を、選んだお寺 東福寺or
眼下には、錦色の雲海 清水寺 45〜55分
しっとりとした、美しさ 北野天満宮or
竹林を紅葉のデザートに♡ 高台寺
まずベスト5のうち、午前中〜昼間に訪れるのがベストなお寺は永観堂(1位)と真如堂(北野天満宮と同率5位)。
このふたつのお寺同士は歩いて15分くらいの距離にあるため、時間があれば両方訪れても◎。
秋は紅葉の永観堂(約3,000本)
京都の紅葉を見るなら外せないのは、本数・人気ともに毎年1位になる、永観堂。
建築物をのぞいたおよそ数千坪の敷地に植えられているのは、約3,000本の紅葉。
単純計算でたたみ2畳ぶんあたりに1本は植っている計算でしょうか。紅葉の密度が濃く、どこを撮っても紅い美しい世界を堪能できます。
放生池
この絶景は、池の脇を通り過ぎ、池の奥側から振り返って橋を写しています。
ちなみに奥まで行かずに山をバックに撮ると、多宝塔も一緒にうつすことができますよ。
南禅寺
南禅寺といえば、この水路閣が有名ですね!永観堂の隣にあるので、徒歩5分くらいで立ち寄れます。
境内には約200本のカエデが植えられており、南禅寺の紅葉も見応えじゅうぶんあります。
永観堂 | |
〒606-8445 京都市左京区永観堂町48 | |
600円(寺宝展期間中は1,000円) | |
9:00~17:00(受付16:00まで) 17:30~21:00(受付20:30まで) | |
http://www.eikando.or.jp/ |
正真正銘の極楽の地、真如堂(約350本)
永観堂とともに午前中〜お昼に訪れるのがおすすめなのは、約350本の紅葉を見られる、本数5位の真正極楽寺・通称真如堂。
真如堂には紅葉だけでなく、三重塔まわりのハナノキや椿、かわいい花手水など見ごたえたっぷり!にも関わらず、近くの永観堂や南禅寺に比べると比較的空いており、穴場です。
また本堂裏へと紅葉の道は続いており、紅葉が散り始めると、紅葉の絨毯も堪能できますよ!
三重塔
この絶景は、茶屋の隣のスペースから紅葉を手前に入れて撮ったもの。太陽が左から正面に動いてくるため、午後は徐々に逆光になります。
真如堂 | |
〒606-8414 京都府京都市左京区浄土寺真如町82 | |
無料 | |
9:00~16:00(受付15:45まで) | |
https://shin-nyo-do.jp/ |
続いて、お昼の時間帯に訪れるのが最もおすすめなのが、東福寺(2位)と清水寺(高台寺と同率3位)。
地形的に太陽が高い位置にあるほうが紅葉にじゅうぶんに陽があたり、きらきら輝く紅葉を見られます◎
秋を選んだお寺、東福寺(約2,000本)
つぎに、太陽の光が降り注ぐ昼間に訪れた方がいいのは、春より秋を選んだお寺、東福寺。
1997年、JR東海のCMで使われ、「六百年前、桜を全部、切りました。春より秋を選んだお寺です。」のキャッチフレーズで有名になりました。
ここには桜がないかわり約2,000本のカエデが植えられており、紅葉の時期になると、通天橋と臥雲橋の間の渓谷は真っ赤に染まります。
臥雲橋
臥雲橋は東福寺の入り口にある橋で、通行するのに拝観料はかかりません。
大変混むため、毎年左側通行の規制がかけられることが多いです。そのため東福寺に入る際に写真を撮るのがおすすめ。
通天橋
通天橋を通行するには、拝観料が必要です。
渓谷はけっこう低いため、太陽が高い昼間の時間帯に訪れた方が、光が当たってより綺麗です。
東福寺 | |
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目778 | |
600円(11月は1,000円 ) | |
9:00~16:30(受付16:00まで) | |
http://www.tofukuji.jp/ |
眼下には、錦色の雲海。清水寺(約1,000本)
清水の舞台で有名な清水寺の境内に植えられているのは、約1,000本の紅葉。
清水寺では、清水の舞台やその奥にある展望台から、約1,000本の紅葉を上から見渡すことができます。
夜のライトアップでは青いサーチライトが印象的ですが、これは清水寺の本尊・十二面千手観音菩薩立像の慈悲を表しているとか。
青いライトには意味ががあったんですね。
清水の舞台
この絶景は、舞台を進んだ先にある展望エリアから見られます。ただし東側である背中側には山があり、朝早いと日光が届きません。
そのため陽の光を取り入れるには、昼間に訪れるのが◎。ちなみに夕方になると夕陽と紅葉のコラボを楽しめるようです。
子安塔
ふたつある三重の塔のうち、奥にあるのが子安塔。
朱色の子安塔は紅葉との相性が◎。
清水寺 | |
〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294 | |
400円 | |
9:00~21:00 | |
https://www.kiyomizudera.or.jp/ |
最後に、夕方〜夜のライトアップに訪れるのがおすすめなのが、北野天満宮(真如堂と同率5位)と高台寺(清水寺と同率3位)です。
しっとりとした日本古来の美しさ、北野天満宮(約350本)
北野天満宮には「もみじ苑」という一角があり、そこには約350本の紅葉が植えられています。
昼間の拝観とライトアップの拝観の入れ替えはないため、暗くなる前に訪れて、ライトアップも見ていくのがおすすめ!
また北野天満宮の拝観には茶菓子がついてくるのが嬉しい!♡
「老松」というお店の、北野大茶湯という名前のふのやきがいただけます。これがモチモチでめちゃうまでした。
鶯橋
朱い鶯橋は青もみじの中にも、色づいた紅葉の中にもマッチし、より絶景を引き立ててくれます。
紅葉が散る時期には、紙屋川が散り紅葉で紅く染まる絶景もみられますよ♡
北野天満宮 | |
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 | |
1,000円(茶菓子付) | |
9:00~20:00(受付19:40まで) | |
https://kitanotenmangu.or.jp/ |
洛東には珍しい絶景も。高台寺(約1,000本)
清水寺と同じく3位となったのは、豊臣秀吉の妻・ねねが亡くなった秀吉を想って建てた、高台寺。
高台寺は特にライトアップが高い人気で、夜には照らされた約1,000本の紅葉が、幻想的な世界を見せてくれます。
単に紅葉を照らすだけでなく、プロジェクションマッピングなども用意されています。
竹林
紅葉ではないですが、境内には竹林があり、ここも綺麗にライトアップされます。
紅葉でおなかいっぱいになったら、デザート気分で眺めてみては?
圓徳院
圓徳院は高台寺の寺院のひとつですが、拝観料は別となります。両方訪れるなら、共通拝観券(900円)がおすすめ。
高台寺 | |
〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町526 | |
600円 | |
9:00~22:00(受付21:30まで) | |
https://www.kodaiji.com |
京都の紅葉本数ベスト5まとめ
以上が、紅葉する木々の本数で見た京都の絶景紅葉スポットベスト5です。2位 東福寺(約2,000本)
3位 清水寺(約1,000本)
3位 高台寺(約1,000本)
5位 北野天満宮(約350本)
5位 真如堂(約350本)
それぞれに最高の景色が見られるおすすめの拝観時間帯があるので、ぜひスケジュールを立てる際の参考にしてみてくださいね!