【京都】シェアサイクルでの紅葉巡りで、実際に利用したシェアサイクル比較【HELLO CYCLING・PiPPA・kotobike】

京都といえば、公共交通機関がとても発達しています。
特に市バスにおいては、一日乗り放題パスが500円ととてもお得であるため、利用している方も多いのではないでしょうか?私もこれまで何度も利用してきました。

ですがあえて今回利用したのは、シェアサイクル!
この記事では、実際にシェアサイクルを利用して、京都の絶景を旅してきた経験に基づく、3社の比較をしています。

シェアvsレンタサイクル

実は最近、エコツーリズムの流行もあって(?) 京都においても、シェアサイクル・レンタサイクルを行なっているお店が結構あります。

京都におけるレンタサイクル・シェアサイクルにおける最大の利点は、"公共交通機関の混雑を回避できること"だと思います。
電車内で密になることもなく、また街を近くに感じられて一味違う旅を楽しめます!♡

自転車屋さんなどがやっているレンタサイクルは、ケアが丁寧なところが利点ですが、私は普段たまにシェアサイクルを使っていて慣れており、サクッと借りて利用したかったため、今回はシェアサイクルを利用することにしました。


シェアサイクル3社比較

京都のシェアサイクルで、ある程度の規模のポートと自転車を有するところとしては、HELLO CYCLINGとPiPPA、kotobikeがあります。



京都に行く前にどのシェアサイクルを利用しようかと調べてみたところ、比較記事はあるものの、各シェアサイクルのサイトに書いてある内容の比較のことが多く、結局どれがいいのかあまりピンと来ず、現地に行って全部試しに乗ってみました。

そこでこの記事では、シェアサイクルを選ぶ上で重要視する

・ポートの多さ
・料金システム
・自転車の種類
について、実際に乗ってみた上での比較を書いてみたいと思います。


01.ポートの多さ

今回京都を訪れる目的は「観光」で、主に京都市内の中心部を巡ります。
私は今回四つの寺社しか訪れていませんが、一般的な人気スポット・有名スポットを含めた範囲を想定し、市バスの一日乗り放題券のエリア内にあるポートを比較してみました。

HELLO
CYCLING
9ヶ所
ひとつのポートの駐輪場の数は5〜20くらい
京都駅近辺にはポートなし
PiPPA
驚異の117箇所
5〜10台の駐輪数のポートが多い
大きい駅の近くのポートは20〜30台あるところも
kotobike
39ヶ所
5台前後の駐輪数のポートが多い

PiPPAとkotobikeはエリア内に満遍なくポートがあるため、利用する駅や宿泊場所に応じたポートが見つかりやすいです。
更にPiPPAは断トツでポートの数が多いため、借りようとしていたポートの自転車がなくなってしまっても、近隣のポートに行けば借りられるという利点があります。

HELLO CYCLINGは、9ヶ所とあまり多くなく、さらに、京都駅徒歩圏内にないのが難点。
(尚、今回の比較エリアより西側の、JR京都線や阪急京都線沿いにはポートがたくさんあります。)


02.料金システム

ここには代表的な時間の料金のみ記載します。
いずれも京都エリアでの、利用料金と料金システムです。

HELLO
CYCLING
100円/15分、12時間までは上限1,500円 等
クレジットで事後精算
PiPPA
110円/30分、550円/5時間、1,320円/48時間 等前払い制で事前にチャージが必要
kotobike
60円/15分、600円/6時間、1,000円/12時間 等
選択した料金プランが繰り返し適用される

比較サイトでよく料金の比較のみなされていますが、今回利用して感じたことは、料金システムが肝だということです。

利用時間によりどのシェアサイクルがお得なのかは数字でわかるのですが、3社のシステムは全然違いました。

システム的に一番優しいのは、HELLO CYCLING!
スマホ料金のような段階制になっているので、15分ごとに100円かかるのですが、1,500円まで行ったところで一旦ストップし、また24時間が過ぎると15分ごとに100円かかる仕組みです。
※2022年10月追記
料金が値上がりかつシステムが変わってしまい、京都では二段階制ではなくなってしまいました。
現在は初回30分130円、以降15分ごとに100円、12時間までは上限1,800円です。
(茨城県と埼玉県でのみ二段階制を継続)

一番安いのは、kotobikeですね!
ただし、選択した料金プランが繰り返し適用されてしまうため、最初に何時間利用する予定か考えて選ぶ必要があります。
さらに、例えば6時間プランを選んでいた場合、時間を過ぎるとまた6時間プランが繰り返されてしまうので、注意が必要です。
※2022年10月追記
15分60円、6時間 600円、12時間 1000円、、24時間 1300円、48時間 2500円、72時間 3600円
のいずれかのプランを選べます。

そしてPiPPAですが、料金システムにかなーりクセがあります。
前払い制でチャージが必要なのですが、そのチャージ金額というのが、330円・1,100円・3,300円 からしか選べません。しかも返金できない。( ຶ- ຶ)
330円チャージして使い切りましたが、うーん…個人的にこのシステムはかなりマイナスポイントでした。


03.自転車の種類

HELLO
CYCLING
電動アシスト自転車
PiPPA
電動はない
自転車は小さめ(22〜24?)
kotobike
電動はない
自転車はしっかりした大きさ(26インチ)

今回清水寺に行く際にHELLO CYCLINGを利用したのですが、電動自転車にしてよかった!と心から思いました。
清水寺はご存知の通り、かなりの坂なのですが、よくイメージするあの急な清水坂よりももっと手前から、実は緩やかに登り坂が続いていました。

また東福寺に行く途中にも、立体交差になっているところを通ったのですが、電動アシストの力は抜群!

市内の平坦なエリア以外の寺社をまわる場合や、移動距離が多くなる場合は、電動アシストをオススメします。

シェアサイクルで巡った紅葉スポット

今回PiPPAとkotobikeについては、京都に到着した日に、ホテルまでの移動と夜ご飯のお買い物で使ってみました。

翌日は、移動距離が多く坂があることがわかっていたため、HELLO CYCLINGをチョイス。
次のような旅行プランで、5箇所の絶景を見てきました。

  • Hotel KADO Gosho-Minami Kyoto
    8:10 AM

    このホテル、地下鉄烏丸線丸田町駅の出口のすぐ脇にあり、アクセスが抜群。
    ここからだと、二駅南下した四条駅の近くにHELLO CYCLINGのポートがあるので電車で向かいます。
    丸田町-四条
    JPY 220
    約3分
  • HELLO CYCLING 敷島住宅 四条敷島ビル
    8:20 AM
    アプリで解錠して、利用を開始します。
    一番充電されているもので50%でしたが、この日一日充分もちました。
    四条敷島ビル-清水坂観光駐輪場
    約25分
  • 清水寺
    9:00 AM
    清水寺に駐輪場はないため、清水坂観光駐輪場を利用。
    駐輪場までの坂はかなりキツく、電動がないと登れません。
    清水坂観光駐輪場-永観堂
    約30分
  • 永観堂
    11:00 AM
    自転車で街を走ると、バスのときには見えてこなかった景色が見えるようになり、楽しい!
    こんなところにこんなお店があるんだ〜とか、新しい発見がありました。
    永観堂-真如堂
    約15分
  • 真如堂
    12:30 PM
    真如堂-南禅寺
    約15分
  • 南禅寺
    13:45 PM
    南禅寺-東福寺
    約20分
  • 東福寺
    15:00 PM
    東福寺に行く途中で、立体交差に遭遇。
    でも電動アシストがあるので、回避の必要はなし!スイスイ登れます。
    東福寺-梅小路京都西駐輪場B
    約10分
  • HELLO CYCLING 梅小路京都西駐輪場B
    16:00 PM
    最終的に、充電は残り16%となりました。
    適度にエコモードで、坂はフルパワーで使ってこのくらいです。
    HELLO CYCLING 7時間45分の利用
    JPY 1,500
    (※2021年12月時点)

旅のプラン別オススメシェアサイクル

HELLO CYCLING

・平坦でない場所を訪れる予定がある
・長時間自転車を利用する予定がある

PiPPA

・主に平坦なエリアをまわる予定
・気軽に自転車を借りたり返したりしたい

kotobike

・主に平坦なエリアをまわる予定
・料金の安さを重視する

3社とも結構特徴があり仕様が違うので、旅のプランに合わせた使い方をするといいと思います。
ちなみに私は電動アシストの魅力に取り憑かれてしまっているので、HELLO CYCLINGをオススメします。
もっとポートを増やしてほしいところです!