秋色に染まるブナの原生林に癒される。高清水トレイルの絶景ポイントや移動手段、おすすめコースなど

10月下旬〜11月上旬に紅葉の見頃を迎える、岡山県の高清水トレイル。
ここでは、高清水トレイルでのトレッキングについての交通手段や服装などの情報と、絶景ポイントをまとめました!

高清水トレイルとは?

岡山県鏡野町が推す(?)、2019年にできたトレッキングコースで、赤和瀬駐車場〜人形峠駐車場間の約8.7kmをむすびます。

コースはきつい登りが続く箇所もいくつかありましたが、ある程度整備されているため難易度はそこまで高くなく、景色を楽しみながらトレッキングをすることができました!♡
コースの途中には絶景ポイントもあります。

コースの途中にトイレや飲食店、お土産屋さんはなく、純粋にトレッキングを楽しむトレイルです。
(トイレは、人形峠駐車場・赤和瀬駐車場に有)

折り返すのか?問題は交通手段

高清水トレイルの問題点は、スタート地点とゴール地点(赤和瀬駐車場と人形峠駐車場)が異なり、移動方法が限られているということ。

伊豆大島のようにぐるっと一周して元に戻ってきたり、バスがあればいいのですが、おそらく現在も運用の試行錯誤中のようです。

そのためこの区間の交通手段は毎年変わっており、年によって異なりますので注意が必要です。

交通手段は?
2020年は無料シャトルバスがトライアル運行をしていましたが、2021年はバスはなく、かわりにひとりあたり1,000円での送迎タクシーが運行していたようです。

そして2022年も残念ながらシャトルバスはなく、送迎タクシーも一台4,800円になっていました。
(一台何人乗っても同じ金額)

有料でもシャトルバスがあれば嬉しいのですが、バスを出すには利用者が少ないのでしょうか。
毎年公式サイトに案内が出るので、来年以降の交通手段は、またシーズン前に要チェックです。

高清水トレイルのおすすめコース

どちらかの駐車場からスタートして折り返すか、折り返さずにもう一つの駐車場まで行くかになりますが、折り返さない場合、駐車場間あるいは市内への移動は送迎タクシーを利用する必要があります(要予約)。

赤和瀬駐車場に車を置く

送迎タクシーで赤和瀬駐車場から人形峠駐車場へ

人形峠駐車場から登る

山頂を超え赤和瀬駐車場へ

トレッキングコースを横断する場合、人形峠駐車場側から登るほうが、

  • 赤和瀬駐車場側から登るよりは勾配がきつくない
  • お昼を食べられる場所がちょうどいい地点にあった
  • 赤和瀬駐車場側のコースはブナ林や川があるため、最後まで楽しめた

  • ことから、人形峠駐車場側から登ることをおすすめします。

    トレッキングコースを折り返す場合、赤和瀬駐車場に車を置き折り返したほうがコース的には楽しいのでおすすめ。
    ですが、赤和瀬駐車場側のほうが人形峠駐車場側よりも難易度は高めで、より歩きやすく道が整備されているのは、人形峠側のほうの道です。

    絶景がいっぱいの、高清水トレイル

    • 人形峠駐車場からスタート
      10:00AM

      赤和瀬駐車場にレンタカーを置き、予約していた送迎タクシーで人形峠駐車場へ。
      どちらの駐車場にもトイレはありますが、ツアーなどで使うためか人形峠駐車場のほうが人が多く、トイレには行列ができていました。

      人形峠駐車場からしばらくは、整備された道が続きます。

    • 高清水高原
      14:00PM

      登り始めて30分くらいでつくのが、高清水高原。東屋もあるため、ひと休みできます。
      残念ながら私が登った日は雲が出ており見えませんでしたが、天気のいい日はここから大仙が見えるそうです!
      ちなみに、この先しばらく休憩所はありません。
    • ブナの原生林
      11:45AM

      御林山の頂上に近づくと、黄色〜オレンジに色づいたブナが秋色を楽しませてくれます。

      山の上の方は紅葉が早いため、葉が落ちる前に早めの時期に訪れたほうが◎!
      山頂付近では、2022年は、10月の最後の週末がちょうど見頃でした。

    • 展望台でランチ
      12:30AM

      高清水高原(前の休憩所)から約2時間で、展望台へと続く道に差し掛かります。
      とても開けており、ここから見渡せるのは紅葉した山々の絶景!

      坂を登り切った先には、展望台やベンチがあり、ここでお昼にする方が多いようです。
      駐車場やコース途中に食べ物を買える場所はないので、おにぎりや飲み物は予め買って用意していきましょう。

      ちなみに展望台エリアは風が通りかなり寒いので、休憩場所や服装には注意が必要です。

    • ふたたび出会う、ブナの原生林
      伯州山ルート

      標高約1045mの伯州山を過ぎると、あとは下りが続きます。

      赤和瀬駐車場までの道はけっこう急な坂が続きますが、ふたたびブナの原生林となり、川も流れていました。
      途中川を渡るのにどの石の上を歩くかを悩んだり、太陽の光を浴びたブナの原生林の写真を撮ったりしながらのんびり歩くこと小一時間かけて、下山。

    • 赤和瀬駐車場
      15:00PM

      人形峠駐車場をスタートして約5時間で、赤和瀬駐車場に戻ってきました。
      お昼に30分程度、トレッキング中も写真を撮りながら歩くとこのくらいが目安になるかと思います。

      ちなみに私は使いませんでしたが、8〜9割くらいの方がトレッキングポールを使用していたように思います。

  • 人形峠駐車場→赤和瀬駐車場(送迎タクシー使用)あるいは赤和瀬駐車場出発で折り返すのが、たくさんの絶景を見られてオススメ!

  • トイレは人形峠駐車場、赤和瀬駐車場にのみ(トレイルコース中にはありません)

  • お昼ごはんや飲み物は、用意してから向かいましょう
  • ツアーで行くのもアリ!

    高清水トレイルではたくさんの絶景を楽しめますが、個人で行くには交通事情があまりよくはありません。
    そこで、ツアーを利用するというのも手だと思います。

    ツアーはクラブツーリズムや鏡野町が催行しており、季節に応じたツアーを設定しています。
    現在は、雪景色の絶景の中を歩く、冬の高清水トレイルツアーが設定されています(コース番号 B1250-901)。

    高清水トレイルはまだ知る人の少ない穴場の絶景スポットだとおもいますので、ぜひいまのうちに訪れてみてください!♡