小豆島には、レンタカー、レンタルバイク、レンタサイクルがあり、どれで絶景巡りをしようか迷うところ。でもいざ訪れてみると、絶景スポットもたくさんあり、思っていたより大きい島という印象でした。
この記事では、小豆島の絶景巡りにはどの交通手段が最適か、小豆島の特徴に注目して体験談とあわせてお伝えします。
小豆島の特徴から、手段を比較
01.島の大きさ
小豆島ってどれくらいの大きさだと思いますか?実は結構大きく、日本では21番目に大きい島なんです。
他の島と比較すると、その大きさは宮古島と同じくらいで、以前訪れた八丈島の約二倍にもなります。
八丈島同様、島の沿岸に沿って一周する道路が走っており、一周すると約100kmにもなります。
Google mapによると、車で休憩せずひたすら走れば3時間弱とのことですが、小豆島には美味しいごはん屋さんやカフェがたくさんあり、絶景含めた見所もいっぱい。
また島にはまわりを一周する道路だけでなく、絶景スポットの寒霞渓から伸びる山道が何本もあり、その道もまた絶景。したがって島を満喫しようとすると移動距離と時間はもっとかかります。
そんな訳で、島の広さからいえば車で移動するのがラク。
ただし車だと割とすぐに目的地に着いてしまうため、個人的にはややあっさりした印象です。
ラクに移動できる(土庄港〜風車 約20分) | |
島めぐりにちょうどいい(土庄港〜風車 約40分) | |
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メインの交通手段にするには島が広いかも (土庄港〜風車 約1時間) |
02.地形
小豆島の有名な絶景スポットには、眺めの良い高台の展望台などが多くあります。
たとえば寒霞渓の四方指展望台や鷹取展望台、スカイラインの終点近くにある四望頂。寒霞渓の頂上へはロープウェイを使えばいいのですが、下側の乗り場である紅雲亭駅ですら、標高280mあたりにあります。
また、もしロープウェイを使わずに頂上へ向かうとすると、標高800m近くまで登らなければなりません。
中山千枚田も、全体を見渡そうとすると勾配がけっこうきつい小道を登る必要があり、絶景以外にもおさるの国は寒霞渓へ向かう道路(スカイライン)の途中にあるため、標高は350mと高所です。
寒霞渓頂上・・・標高約790m
寒霞渓ロープウェイ紅雲亭駅・・・標高約280m
しあわせの丘・・・標高約550m
中山千枚田頂上・・・標高約230m
おさるの国・・・標高約350m
したがってこれらの観光地を目指す場合、レンタカーかレンタルバイクが無難です。寒霞渓に行く三本の道路のうち、一番勾配がきつくないというスカイラインを登りましたが、それでも勾配がきつい箇所や、ゆるい勾配がずーっと続く箇所があった為、電動でも自転車はきつそうです(スポーツ感覚なら別ですが)。
余談ですが、東京の高尾山は標高約600m、私が以前訪れた八丈島にある天空の牧場は標高約510mです。
ちなみに、島をぐるっと囲む海沿いの道路にも意外と起伏がありますが、電動自転車であれば座ったまま漕ぐことが可能です。でもそこそこ疲れたので、山道がなくとも自転車をメインの交通手段にするのはちょっときついかもしれません。
バスとうまく組み合わせると◎。
坂でも大丈夫 | |
坂でも大丈夫 | |
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メインの交通手段にするにはきついかも |
03.設備
小豆島を朝から晩までウロウロして思ったのは、街灯が少なく夜はかなり暗い道も多いということです。
中心部や大きな道路は一定の間隔で街灯が設置されていますが、少し外れると全然違います。
たとえばしあわせの丘への道には街灯はあるのですが、暗くなっても点灯していませんでした。
山道以外でも、大通りを外れると一気に街灯が減ります。宿泊したホテル"La krasse Angelroad"への小道もとても暗く、近くに真っ暗な茂み・・翌朝明るくなってから見てみると、民家の方の畑でした。
小豆島のきれいな朝陽や夕陽を見ようとする場合や、レストラン・居酒屋で夕食を考えている場合には日の出前や日没後に出歩くことになると思いますが、暗い道も多いので注意が必要です。
夜外出する予定がある場合は、レンタカーの方が安心。
駐車場については、島も車での観光需要を想定しているのか(?)どこのスポットにも設けられており、困ることはありませんでした。
バイクや自転車よりは安心 | |
暗いところでは充分気をつけて | |
暗いところでは充分気をつけて |
04.道に絶景あり
最後に、小豆島にはいくつもの絶景"スポット"と呼ばれる場所がありますが、そういったスポットだけでなく、名のついていない"道"でも絶景に出会うことができます。
そんな道の景色を見つけやすいのは、車よりもレンタルバイク&レンタサイクルでしょうか。
たとえば一番下の池は、観光地としては名もない池で特に目的地にしていた訳ではないのですが、ふと綺麗な景色が目に留まり立ち寄った場所。車なら通り過ぎていたかもしれません。
車のいないところで停まったり、景色の良さそうな小道に入り込んだりというのは、小回りのきくバイクや自転車のメリットのひとつです!
時には徒歩も組み合わせると◎ | |
小道にも入れる | |
小回りもきく |
小豆島の絶景を巡るなら
ここまでの比較をまとめると、レンタカーとレンタルバイクが優勢でしょうか。
島の大きさ的には | |||
地形的には | |||
設備的には | | ||
道を楽しむ点では | | |
小豆島には見どころがたくさんで、その中には高低差のある移動もあるので、女子旅や親子旅など、移動にあまり負担をかけることなく旅したい方には、レンタカーがオススメ。
一方で、一人旅でちょっと冒険をしてみたい方や、バイクに興味がある方は、小豆島が絶好のチャンスです。
島の中心部以外は交通量もさほど多くなく、のんびりとツーリングを楽しむことも可能なので、レンタルバイクを選んでみるのはいかがでしょうか?
また小豆島はけっこう広いため、レンタサイクルはバス移動などと組み合わせて部分的に使うのがいいのではないかと思います。
島内には下の記事でも紹介した「HELLO CYCLING」がポートを展開しているため、ポートに自転車があれば部分的な移動に使うことが可能。
ただ利用可能な自転車が0のままのポートも多い印象だったので、事前予約(30分前から可能)などをうまく使って、レンタルするのがコツです。
以上、ご自身の旅のスタイルにあった移動手段をチョイスしてみてください!♡
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