アイスランドのレンタカーの選び方・借り方・返し方と注意すべきポイント

アイスランドでは、レイキャビク周辺以外は公共交通機関が発達していません。

ブルーラグーンやブルーアイスケーブ等の絶景スポットは主に郊外にありますが、そのような郊外のスポットに行くには、

❶ツアーを利用する
❷送迎シャトルを利用する
❸レンタカーを借りて運転する

のいずれかの必要があります。

ここでは❸のレンタカー利用について気をつけるポイントを各段階別にまとめたので、検討している方は読んでみてくださいね。

レンタカーを予約する

レンタカーを予約する際には、次のことをよく確認しておきましょう。

  • レンタカーのトランスミッションの種別(マニュアル車 or オートマ車)
  • レンタカーの駆動方式(2WD or 4WD)
  • レンタカーの受け取り方
  • レンタカー会社のサイトから直接予約を入れてもOKですが、日本語に対応していたり、車種や金額の比較ができたりするため、Guide to Icelandのサイトがおすすめです!

    マニュアル車orオートマ車

    レンタカーは現地での手配も可能ですが、アイスランドではマニュアル車も多いため、オートマがいい場合は日本で予約していったほうがいいという情報も。

    2WD or 4WD

    私がドライブしたのはリングロードとリングロードから行ける観光地のみで、山道に入りませんでした。

    また訪れたのは雪ではない季節であったため、2WDで特に問題ありませんでした。

    レンタカーの受け取り方

    レンタカーの予約を入れたあとに最も確認してほしいのが、レンタカーの受け取り方です!

    レンタカー会社の名前が書かれたボードを見せながら呼びかけしてくれる場合が多いものの、会社によっては到着後電話が必要なこともありますので要注意。

    空港の駐車場で受け取れるのか?
    事務所が空港から離れているのか?
    空港に送迎が来てくれるのか?
    空港のどの辺りで待っていればいいのか?
    待ち合わせは何を目印にしたらいいのか?

    について事前にメール等で問い合わせておくのが◎。

    ちなみに私はその確認を怠り、空港で小一時間待ったものの来ず、慣れない電話をかけ、ようやく迎えにきてもらうことができました。

    レンタカーを借りる

    レンタカーを借りる際に忘れずに確認しておきたいことは次の三つです。

  • 給油口の開け方
  • ガソリンの種類
  • 満タンの量
  • レンタカーの返し方
  • 給油口の開け方

    最近の車はワンタッチ型(給油口の蓋をひと押しして開ける)タイプも多いですが、運転席のレバーで開けるタイプのものもあります。

    レバーの場所や、レバーをどのように操作すればいいのか聞いておくのが◎。

    ガソリンの種類

    アイスランドでは、「95Oktan」と「Diesel」があるので、これも車を借りるときに聞いておきましょう。

    レンタカーの給油口にシールを貼ってくれてある場合もあります。

    満タンの量

    レンタカーはガソリン満タンで返却しなければならない場合がほとんどですが、給油の際は何リットル入れるかを指定することになるため、満タンの量を知っておくとスムーズです。

    (タンク以上の値を指定しても、満タン以上は給油されません。)

    レンタカーの返し方

    借りた場所に返す場合と、空港に置いておく場合があります。

    深夜・早朝など、レンタカー会社の営業時間外の返却の場合、返却に空港の駐車場を指定される場合があり、アイスランド発のフライトは早朝の便も多いためよく確認しておくのが◎。

    ケプラヴィーク空港の駐車場は用途別に分かれており、わたしが借りたレンタカー会社では、長期駐車用のP3への返却を案内されました。

    私は朝5:20 Boarding開始、6:00出発のフライトだったため、出国当日の早朝返却を希望したところ、ケプラヴィーク空港への返却を指示されました。

    早朝だし駐車場も空いているだろう・・と思い朝4:15頃到着してみると、なんと!
    ケプラヴィーク空港の駐車場は激混み!!!
    駐車場の入り口には、バーゲートを通過するのを待つ列ができていました。

    で、しかもですよ。
    暗くてよく見えず、前の車についていったらゲート開かず。半泣きで後ろの方に助けを求めたところ、入ろうとしていたのは空港スタッフ用のゲート(図の右下、グレー色のパーキングエリア)であることがわかりました。
    Uターンできる広さはないので、列をなしている皆様に少しバックしていただき、正解のゲートの方へ・・。

    左側が空港スタッフ用の駐車場のゲート、正面が一般旅客用の駐車場のゲートです。

    更に、中に入ってみてまた泣きそうになったのが、駐車場の空きがない。
    遠いところまでぎっしり埋まっており、見つけるのに苦戦。フライトの時間もじりじりと迫る中、端っこの端っこのほうにようやく空きを見つけ、なんとか停めることができました。

    ケプラヴィーク空港では早朝発のフライトがたくさんあるため、一般旅客+空港スタッフで駐車場が混むようですのでご注意を。

    レンタカーを運転する

    アイスランドで実際に運転する前に、次のことはよく調べておきましょう。

  • アイスランドの交通ルール
  • ガソリンスタンドでの給油方法
  • 休憩をうまく取る方法
  • 右側通行&ラウンドアバウトの交通ルール

    アイスランドは右側通行で、交差点もラウンドアバウト型がほとんど。
    日本人はラウンドアバウトには慣れていませんが、慣れるとむしろ普通の交差点より安全に運転できます。

    ラウンドアバウトの乗り方はいろいろなサイトで解説されていますが、一度動画を見ておくといいかもしれません。

    ガソリンスタンドでの給油方法

    セルフガソリンスタンドでは、次のように給油します。

    1. 空いている給油機に車を寄せて停車
    2. カードを挿入 or タッチする

    3. カードの暗証番号を入力
    4. 給油機の番号を入力

    5. 給油する

    休憩をうまく取る方法

    アイスランドでは、日本のように気軽に停車できる路肩はあまりありませんでした。
    そのかわり、次のような駐車できる場所があります。

    ガソリンスタンド

    ガソリンスタンドにはカフェや売店が併設していることが多く、お手洗いもあるので済ませておくと◎。
    給油しない場合、店内で何かしらの買い物をするか、所定の料金を支払うことで、お手洗いを貸してもらえます。

    観光スポット

    リングロード沿いにはマイナーなものからメジャーなものまでいくつもの観光スポットがあり、駐車スペースもあります。
    観光スポットの目印は、リングロードの道路標識の「⌘」というマークのついた地名。

    私も何ヶ所か見つけて、休憩がてら立ち寄りました。

    Brimketill lava rock pool

    Fjallsárlón

    景色のいい場所が観光スポットになっているため、休憩をとりがてら観光もできて、一石二鳥ですよ!


    アイスランド郊外は交通量が多くなく、リングロード沿いから観光地にアクセスできるため運転しやすかったです。

    安全に気をつけて、ぜひ車でアイスランドを巡ってみてくださいね!