【東福寺・清水寺・永観堂・真如堂】各スポットの逆光・順光時間帯を解説。オススメ拝観時間帯は?

2022年ももうすぐ京都の紅葉の季節!
紅葉は、レンズに直接太陽が入らないようにして光に透かすとキラキラと輝くので、太陽の光をうまく取り入れたいところ。

今回は4箇所の紅葉人気スポットについて、一日のどの時間帯に巡るのがベストか、絶景写真付きでお伝えします。

各スポットのおすすめ時間帯

01.東福寺

東福寺といえば、臥雲橋から見た紅葉+通天橋(写真上)と、逆に通天橋から見下ろす渓谷の紅葉(写真下)が有名です。


ふたつの橋は渓谷をはさんで東と西にあり、東側にあるのが通天橋、西側にあるのが臥雲橋。
つまり臥雲橋から見るか通天橋から見るかで、朝と夕方の順光・逆光は反対になります。臥雲橋から見る通天橋(写真上)は朝が逆光で夕方は順光通天橋から見下ろす景色(写真下)は朝が順光で夕方は逆光です。

またふたつの橋の間の渓谷はかなり低いため、早朝や夕方は太陽の光が届かず、順光でも朝や夕方は渓谷の紅葉が橋の陰に入ってしまいます。
15時でもすでに木々の上部にしか光が届いていません。

したがって、太陽が高い位置にある10〜14時頃に訪れるのが、最も光が届き綺麗に見られるのでオススメです◎

・朝は通天橋から見る景色が順光
・夕方は臥雲橋から見る景色が順光
・渓谷の紅葉に光が当たるよう、太陽が高い時間帯に訪れるのがオススメ


02.清水寺

清水寺といえば、この清水の舞台を撮った景色が有名。
紅葉の時期になると、眼科に広がるもみじが燃えるように赤く染まり、清水の舞台と紅葉との絶景が見られます!♡

この絶景は、山を背にして、西を向いた際に見られるもの。
太陽は清水の舞台に向かってうしろから昇り、正面側に沈みます。

そのため、あまりに早い時間だと、昇ってきた陽の光が山に遮られてしまい、もみじに陽が届かず日陰になってしまいます。
清水寺は開門が早いので、一日を有効に使うために9時すぎには着いたのですが、この時間でもまだ大部分が日陰。ある程度太陽が高く昇る10時以降がオススメです。

また、午後はちょうど目の前に太陽が降りてくるので逆光になりますが、沈む夕陽とセットで夕焼けの清水の舞台を見ることができます◎

・太陽が高い時間帯10時〜に訪れるのがオススメ
・早朝は清水の舞台の眼下に広がる紅葉が山の影になる
・夕方は清水の舞台と夕陽をセットで見られる


03.永観堂

永観堂は、"もみじの永観堂"と呼ばれるだけありどこを切り取っても素敵なのですが、有名なのはこの池を囲む紅葉の写真でしょうか。
天気のいい日だと池に青空と紅葉が反射して映り、綺麗なリフレクションを見られます。

この景色は北を向いて池を目の前に見ているので、午前でも午後でもおおよそ順光になります。順光ならではの、青空と紅葉の色の対比がとても美しい!♡
逆に、この写真と反対方向の北東側から鳥居を奥に橋を撮ろうとすると、午後は逆光気味になります。

・どの時間帯でもいい写真が撮れる
・どこを切り取っても美しい


04.真如堂

真如堂で美しい紅葉と一緒に写真に収めたいものといえば、シンボルである三重塔。
三重塔のまわりのもみじやハナノキと一緒に写すのも綺麗、やや引いて茶所の隣りの紅葉群を手前に入れて写すのも綺麗。

この写真は、13時頃に茶所の隣の紅葉の木々の間から見た三重塔。この位置からだと、太陽が左から正面に動いてくるため、午後は徐々に逆光になります。

でも、どこから撮っても美しいのがこの三重塔。

タップでサムネイルが入れ替わります

三重塔の北側からそばの紅葉と一緒にとっても、本堂を背にして東側からハナノキと一緒に撮っても、三重塔を挟んで茶所とは逆側の南側からかわいい花(ツバキ?サザンカ?)と一緒に撮っても、絵になります。

永観堂や東福寺ほどは混雑していないため、割と穴場だと思います◎

・午後14時頃までなら太陽が真正面に来すぎない
・三重塔はどの角度から撮ってもステキ


各スポットのおすすめ時間帯まとめ

以上をまとめると、このような感じです。

10時以前 10〜14時 14時以降
東福寺
清水寺
永観堂
真如堂

やはり太陽が高い時間帯は、どこの紅葉スポットにとってもオススメ時間帯。
旅程を組むときは、この時間帯に一番行きたいところを選んでみてはいかがでしょうか。
今後もスポットを追加していきたいと思いますので、ぜひまたご覧ください!