小豆島といえば、寒霞渓やエンジェルロードなどの絶景スポットを思い浮かべる方が多いはず。
これらのスポットは、旅行サイトの人気ランキングでもよく紹介されていますよね。
ですが今回は見つけてきたのは、そのようなランキングには掲載されていない穴場の絶景スポット。絶景の写真付きで、行き方やオススメの移動手段をこの記事で紹介していきたいと思います。
穴場の絶景スポットとは?
今回訪れてきたのは、ちょうど小豆島の真ん中あたりにある「しあわせの丘」という名前のスポットです。
しあわせの丘は標高約540mという高台の開けた場所にあるため、見晴らし抜群◎。眼下には瀬戸内海とそこに浮かぶ小豆島周辺の島々を見渡すことができます。
しあわせの丘は、寒霞渓の西側に位置します。そのことから、別名「西寒霞渓」などとも呼ばれているようです。
西寒霞渓の中央には、すでに廃業となっている「小豆島ヴィラ」があり、廃墟好きな方の間では有名とのこと。
今回の目的地のしあわせの丘は、中央の辺りよりも南側にせり出た場所にあるため、小豆島ヴィラを通ることなくたどり着けます。私はとくに廃墟に興味があるわけではなく、むしろややこわいイメージがあるのでちょっと安心しました。
しあわせの丘への行き方
国道436号線を走っていくと、どちら側から来ても「しあわせの丘」と書かれた小さい看板が見えるので、その側道を山の方へ入っていきます。
車道は割と整備されており、センターラインもありますが、歩道は一人分通れるくらいしかありません。
有名な観光地でないことから、観光客に出会うこともありませんでした。途中ですれ違ったり見かけたのは、途中にあるリサイクルセンターや、工事をしている場所で働いている方くらいでした。
山道を大体登り切ったところで道路が細くなり、落ち葉も多く、道が木々に少し覆われた箇所があります。
開けたところに出ると、そこはしあわせの丘。視界を遮る木などはなく、眺めの良い場所です。
交通手段は車かバイクがおすすめ
しあわせの丘への道はヘアピンカーブが何箇所もある山道で、登り坂が長く続くため、自転車には不向き。
また、夕日を見るとなると、陽が沈んだあとに帰路に着くことになります。街灯自体はちらほらあるのですが、17時を過ぎても点灯することはありませんでした。日没後は街中よりも早く暗くなるため、車かバイクで行くことをオススメします。
しあわせの丘には駐車できるスペースもありました。
Google mapsでピンを立てたところに、車を5〜6台くらい停められるスペースがありました。
ただしスペースに出入りする道路は細くすれ違えません。(とは言え、そんなに車が出入りするほどの観光客は来ないと思われます)
オレンジ色の海に、多島美の絶景
ここは、昼間に訪れると、青い空と青い海の中に広がる景色を楽しむことができます。
ですがおすすめはサンセットの時間帯!
しあわせの丘は270度くらい開けた場所になっているのですが、特に西側には遮るものがありません。
したがってここは絶好のサンセットスポット。
昼間には青一色だった景色が、夕方になるとオレンジ色に染まります。夕日に照らされて島々が影となってオレンジ色の海に浮かび上がる様子はまさに絶景です。
寒霞渓では、野生のサルに遭遇することもあるそう。ホテルの方いわく、もし出会ってしまったら目を合わせずに立ち去るのがいいとのこと。
日が沈んだら、速やかに帰路に着くことをおすすめします。
小豆島を訪れた際には、安全に気をつけて、ぜひしあわせの丘から見る絶景を独り占めしてみてくださいね。